Z世代に「エコの説教」は逆効果! スタバ1位・無印2位のサステナブルブランドランキング、Z-SOZOKENが調査結果を公開

Fiom合同会社が運営するシンクタンク「Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)」は3月31日、全国のZ世代(18歳〜24歳)300名を対象に実施した「Z世代のイメージが爆上がりしたブランドランキング」より、サステナブル部門の深層考察をまとめた第9弾インサイトサマリーを公開しました。
調査の背景
SDGsやESG経営への関心が高まる中、企業のマーケティング担当者は自社の環境・社会への取り組みをZ世代にいかに伝えるかという課題に直面しています。
しかし、情報リテラシーの高いZ世代は、実態が伴わない表面的なグリーンウォッシュや、押し付けがましいサステナブルアピールを瞬時に見透かし、ブランドへの嫌悪感や離反につながるケースも少なくありません。
同研究所は今回、Z世代がサステナブルブランドに求めるものが「義務感でエコをする」という段階から、「自分のライフスタイルや美意識に合致するか」を見極める段階へと変化している実態を分析・発表しました。
サステナブル部門ランキング結果

1位:スターバックス(イメージが良くなった:37%/最も爆上がりした:21%)
首位を獲得したスターバックスは、紙ストローの導入やマイボトル割引など、環境配慮への取り組みを「我慢するエコ」ではなく「オシャレなライフスタイルの一部」としてデザインすることに成功しています。
「ストローが紙になったり、マイボトルで割引になったり、環境に優しい取り組みが身近に感じる」(20歳・大学生・京都府)という声に象徴されるように、マイボトルを持ち歩くことをステータス化し、値引きという実利もくわえることで、ユーザーが押し付けがましさを感じることなく社会課題に参加できる仕組みを作り出している点が評価されています。
2位:良品計画(無印良品)(イメージが良くなった:33%/最も爆上がりした:18%)
2位にランクインした無印良品は、店舗への給水機設置や環境負荷の少ない素材を使ったアパレル展開など、消費者が意識せずとも自然とサステナブルな選択ができる「生活インフラ」としての企業姿勢が高く評価されています。
「給水機があったり、環境に配慮した素材の服が多かったりと、企業姿勢が好き」(22歳・社会人・兵庫県)という声が示すように、「シンプルで使いやすいから選んだら、結果的に環境に配慮されたものだった」というシームレスな体験がZ世代の心地よさに直結しています。
3位:パタゴニア(イメージが良くなった:8%/最も爆上がりした:3%)
3位のパタゴニアは、環境保護への一切の妥協がない「本気のメッセージと行動」で熱狂的な支持を集めています。
「環境保護へのメッセージが強くてかっこいい。少し高くても、理念に共感して買いたくなる」(24歳・社会人・東京都)という声が示す通り、パタゴニアの製品を身につけることは「自分は環境保護を重視するスタンスである」というアイデンティティの表明として機能しています。
時に自社の売上を削ってでも地球を優先する「本気の姿勢(パーパス)」が、価格の壁を超えてZ世代の心を動かす武器となっていると分析されています。
Z-SOZOKEN所長・竹下洋平さんのコメント

Z-SOZOKEN所長でFiom合同会社CEOの竹下洋平さんは、今回の調査結果について次のようにコメントしています。
「Z世代にとってのサステナブルは、もはや『声高に叫ぶお説教』ではなく、『オシャレな日常の一部』と『共感できる企業への投票』へと完全に進化しています。企業がZ世代のエンゲージメントを高めるためには、ただ闇雲にSDGsバッジをつけてアピールするだけでは不十分です。スターバックスのように『彼らの承認欲求を満たすオシャレな体験』として提供するか、無印良品のように『消費の導線に自然に組み込む』など、ターゲットの『等身大の日常』に深く寄り添った誠実なコミュニケーションを設計できる企業だけが、ブランドイメージを『爆上げ』させることができるのです」
調査概要
本調査の概要は以下の通りです。
- 調査名:Z世代のイメージが爆上がりしたブランドランキング
- 調査対象:全国のZ世代(18歳〜24歳)
- 調査期間:2025年9月
- 調査方法:インターネットを利用したアンケート調査
- 有効回答数:300名
- 調査分析:Z-SOZOKEN(Z世代創造性研究所)(運営:Fiom合同会社)
調査レポート完全版の提供
今回公開されたサステナブル部門は、全19部門にわたる調査レポートの一部です。完全版(全51ページ)では、SNS、アパレル、コスメ、食品、小売店、カフェ、旅行、EC、教育、ゲーム、動画配信、音楽・劇場、金融など全19業界のランキングが掲載されています。
また、ブランドイメージが「下がってしまった」具体的なブランドとその要因についても、Z世代の意見とともに分析されています。
なお、本情報を引用・掲載する際は出典元として「Fiom合同会社」の明記が必要とのことです。
- 調査レポート(完全版)ダウンロード:https://fiom-llc.studio.site/document/S3PC8fzp
- Z-SOZOKEN公式サイト:https://z-sozoken.studio.site
- サービス資料ダウンロード:https://fiom-llc.studio.site/document/mQG_frHl
- お問い合わせフォーム:https://fiom-llc.studio.site/contact
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