スマホ中心・RPG好き・課金に慎重——レポートオーシャンが日本ゲームユーザーの実態調査を発表

レポートオーシャン株式会社は4月7日、日本国内のゲームユーザーを対象とした消費者動向調査の結果を発表しました。スマートフォンを中心としたプレイスタイル、RPGへの根強い支持、シングルプレイ志向の高さ、そして課金やガチャに対する慎重な姿勢が浮き彫りになっています。
調査概要
この調査は、構造化質問票によるオンライン定量消費者調査として実施されました。調査対象は日本国内在住の18歳以上でデジタルゲームを少なくとも時々プレイする方で、2026年2月2日から3月20日にかけて行われました。
サンプル数は1,250名で、年齢・性別・地域別の割付サンプリングにより全国から抽出されています。誤差範囲は信頼水準95%で±3.1%です。
調査結果:プレイ頻度とデバイス
プレイ頻度については、「毎日プレイする」と回答したユーザーが38%と最多で、「週に数回」が30%、「月に数回」が20%、「まれにプレイする」が12%という結果でした。回答者の約7割が週に複数回以上ゲームをプレイしている計算となります。
利用デバイスでは、スマートフォン/タブレットが54%と過半数を占め、コンソールが26%、PC/ノートパソコンが15%と続きました。モバイル端末がゲームプレイの主要プラットフォームとして定着している状況が確認されています。
調査結果:ジャンルとプレイスタイル
ゲームジャンルについては、RPGが39%と圧倒的な支持を集め、パズル/頭脳系ゲームが20%、シューティング/バトルロイヤルが15%、シミュレーションが11%と続いています。
シングルプレイとマルチプレイの好みでは、「主にシングルプレイ」と回答したユーザーが59%と過半数を超えました。「主にマルチプレイ」は20%、「どちらも同程度」は21%にとどまっており、日本のゲームユーザーが一人でじっくり楽しむスタイルを好む傾向が数字に表れています。
調査結果:プレイ目的と認知経路
ゲームをプレイする主な理由としては、「リラックス・気分転換」が36%でトップとなり、「暇つぶし」が26%、「物語への没入や探索」が20%、「競争・達成感」が11%、「他者との交流」が7%と続きました。
新しいゲームを知るきっかけとしては、「友人・家族・知人からの紹介」が31%で最多となっています。次いで「アプリストア/オンラインストアのランキング」が22%、「SNS・動画プラットフォーム」が20%、「公式サイト・トレーラー」が15%、「ゲームメディア・レビューサイト」が12%という結果でした。口コミの影響力の大きさが改めて示された形です。
調査結果:課金意識と月間支出
無料ゲームと有料ゲームの利用傾向については、「主に無料ゲーム」が54%と過半数を占め、「両方を利用する」が28%、「主に有料ゲーム」は18%にとどまりました。
有料コンテンツやガチャへの懸念としては、「支出負担が大きいこと」が33%でトップとなり、「報酬確率の不透明さ」が25%、「未成年への影響」が20%、「課金者が有利になること」が13%と続きました。「とくに懸念はない」と回答したのはわずか9%で、多くのユーザーが何らかの形でガチャや課金に不安を感じていることがわかります。
月間のゲーム関連支出については、「0円(支出しない)」が52%と最多で、「1,000円未満」が16%、「1,001円〜2,999円」が14%、「3,000円〜4,999円」が7%、「5,000円以上」が11%という分布でした。半数以上がゲームに一切課金していない実態が明らかになっています。
調査結果:1回あたりのプレイ時間
平日における1回あたりのプレイ時間については、「30分〜1時間」が31%で最多となり、「1〜2時間」が29%、「30分未満」が18%、「2〜3時間」が12%、「3時間超」が10%という結果でした。約6割のユーザーが1回あたり30分〜2時間程度のプレイにとどまっており、日常の隙間時間に気軽に楽しむ利用スタイルが主流となっているということです。
まとめ:健全なマネタイズ設計と口コミ施策がカギ
今回の調査結果から、日本のゲーム市場はスマートフォン中心のカジュアルなプレイ環境が根付いており、RPGやパズル系ジャンルが安定した人気を維持していることが確認されました。ゲームが「リラックス」や「暇つぶし」の手段として日常に溶け込んでいる様子がうかがえます。
一方で、課金やガチャへの不信感は根強く、費用負担や報酬確率の不透明さが上位の懸念として挙げられています。開発会社やパブリッシャーにとっては、わかりやすいマネタイズ設計がユーザーとの長期的な信頼関係構築において重要な課題となっているといえそうです。
くわえて、新作ゲームの認知経路として友人・知人からの口コミが最も大きな影響力を持っていることから、プロモーション施策においても自然な口コミを生む体験設計やSNS・動画プラットフォームとの連携が求められるということです。
Source: iPhoneアプリ/iPadアプリをおすすめするAppBank
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