生成AI活用の”見えないコスト”が判明! 管理職1,002人調査で3人に1人が待ち時間を「ぼーっと過ごす」実態

サンクスラボキャリア株式会社は3月11日、従業員数2名以上の企業に所属し、日常的に業務で生成AIを活用している管理職1,002人を対象に実施した「生成AI活用に伴うアウトプット修正の手間の意識」に関する調査結果を発表しました。
調査では、生成AIの活用が進む一方で、待ち時間や修正作業といった”見えにくい負担”が現場に蓄積している実態が明らかになっています。
調査概要
調査期間は2月5日(木)から2月6日(金)で、PRIZMAによるインターネット調査として実施されました。対象は従業員数2名以上の企業に所属し、日常的に業務で生成AIを活用している管理職と回答したモニター1,002人です。
1作業あたりのやり取りは「2〜5回」が約7割
「1作業あたり、生成AIとのやり取り(指示や修正依頼)の往復回数は平均何回か」という質問に対し、以下の結果が得られました。
- 1位:2〜3回(42.3%)
- 2位:4〜5回(31.9%)
- 3位:10回以上(11.4%)
「2〜5回」の合計が7割以上を占めており、多くの管理職が納得のいくアウトプットを得るために複数回の試行錯誤を重ねていることがわかります。
最初のプロンプト(指示)だけでは意図が十分に伝わらず、追加の指示や修正依頼といったコミュニケーションコストが頻発し、本来削減できるはずの時間が失われているということです。
1日の待ち時間は「5〜30分未満」が約6割
「1日の業務時間のうち、生成AIのアウトプットを待っている合計時間は平均してどれくらいか」という質問では、約6割が「5〜10分未満(32.1%)」または「10〜30分未満(32.2%)」と回答しました。
1回あたりの生成時間は短く感じられても、1日単位で積み重ねると数十分程度の待ち時間が発生しているケースが多いようです。
さらに月間・年間スパンで換算すると、数時間から十数時間に及ぶ可能性もあり、決して無視できないコストになり得るとされています。
待ち時間の過ごし方、3人に1人が「何もせず待機」

「生成AIのアウトプットを待っている間、どのように過ごしているか」という質問では、以下の結果となりました。
- 1位:他の業務タスク(資料作成など)を進めている(61.5%)
- 2位:何もせず待っている(31.7%)
- 3位:メールやチャットを確認している(30.1%)
多くの管理職が待ち時間に他の業務タスクを進めようとしている一方、約3人に1人が「何もせず待っている」と回答しました。
また、待ち時間の感じ方については「手が止まっているのがもったいない(20.5%)」、「他の作業に集中しづらい(16.0%)」という不満の声が多く、生成AIの活用が進む中で待ち時間が新たなストレス要因になっている可能性も示唆されています。
9割以上が生成AIのアウトプットに修正をくわえる

「生成AIのアウトプットをどの程度修正しているか」という質問では、以下の結果が得られました。
- 部分的に修正する(56.8%)
- 半分以上は修正する(29.5%)
- ほぼ作り直すレベルで修正する(6.4%)
「部分的に修正する」が約6割にのぼり、「半分以上を修正する」を含めると9割以上が何らかの手直しを行っていることが明らかになりました。
生成AIはあくまで”たたき台”を提供する補助ツールとして活用されており、最終的な品質担保は依然として人の判断と編集力に委ねられている実態がうかがえます。
修正が発生する主な理由
修正が発生する理由については、以下のような回答結果となりました。
- 1位:内容が意図とずれている(48.4%)
- 2位:生成AI特有の不自然さ(機械的・定型的な表現など)がある(41.6%)
- 3位:情報が不足している/漏れている(36.1%)
約半数が「意図とのズレ」を挙げており、指示した背景やニュアンスが十分に反映されていないことへの不満が多いことがわかります。
「AI特有の不自然さ」を理由に挙げる人も多く、機械的な表現を自然なトーンに書き直す作業に一定の時間が割かれている可能性もあるとのことです。
さらに「情報が不足している/漏れている」と回答した方も約4割にのぼり、求めるアウトプットを得るためのプロンプトやコンテキストの設計スキルが不足している可能性も指摘されています。
生成AI活用への投資、「10万〜100万円未満」が最多

「生成AIを使いこなすことで業務効率が上がるとした場合、活用に年間どの程度の予算を投じたいか」という質問では、以下の結果となりました。
- 1位:10万〜100万円未満(23.2%)
- 2位:10万円未満(21.1%)
- 3位:100万〜500万円未満(19.2%)
まずは小規模に導入し効果を見極めながら活用を進めたいという慎重な姿勢が見受けられる一方、「100万〜500万円未満」と回答した層も一定数存在しており、生成AIを戦略的な投資として捉えている企業・担当者もいるということです。
生成AIと人材を組み合わせた「ハイブリットBPOサービス」

今回の調査を実施したサンクスラボキャリア株式会社は、障がいのある方がITスキルと生成AIを活用して活躍するBPOサービス『ハイブリットBPOサービス』を提供しています。
同サービスは高いPCリテラシーを持つ障がい者タレントを多数擁し、生成AIを組み合わせることで業務の対応範囲と処理スピードを大幅に向上させているということです。これまで約180社の企業に導入されており、データ入力や情報整理、資料作成補助などデジタル領域の軽作業を中心とした業務支援が行われています。
生成AIや各種管理システム、コミュニケーションツールといったIT技術を組み合わせることで、属人化しやすい業務の標準化と生産性向上の両立を実現しているとされています。
- 調査の全容:https://share.hsforms.com/1pYvuU-FgRtCvj8q0QPmI0wr5uki
- ハイブリッドBPOサービス:https://thankslabcareer.net/index.html#services
- サンクスラボキャリア株式会社 公式サイト:https://thankslabcareer.net/
■サンクスラボキャリアの主要BPOサービスの特徴と強み

Source: iPhoneアプリ/iPadアプリをおすすめするAppBank
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